従業員が急に退職し連絡がとれなくなった、75歳に到達した従業員が保険証を紛失していた等の保険証を回収する事ができなくなる事が稀にありますよね。
そんな時に必要な健康保険被保険者証回収不能届の書き方を解説させて頂きます。
健康保険被保険者証回収不能届とは?
健康保険被保険者証の添付を必要とする届書(被保険者喪失届、被扶養者異動届等)の提出時に保険証を添付できない場合、この届書を添付し提出します。

提出の流れ
- 健康保険被保険者証の添付を必要とする届書の提出事由が発生
(従業員の退職、75歳到達、等) - 被保険者、被扶養者の健康保険証の回収が不可能
- 健康保険被保険者証回収不能届を作成する
- ①の書類に添付して提出
作成手順
協会けんぽのホームページから申請書を取得します。 様式は、PDFとExcelの2種類がありますが、内容はどちらも同じです。手書きされる方はPDFを印刷、パソコンで入力・作成される方はExcelを保存し使用して下さい。 それでは、項目ごとに記入方法を解説していきます。


①被保険者情報


被保険者の下記情報を記入します。
・被保険者証の記号、番号
・生年月日
・氏名
・住所
・電話番号または携帯電話
被保険者証の記号、番号は、健康保険証に記載されている記号、番号を記入します。
②回収不能等の対象者


健康保険証を回収できなかった方の下記情報を記入します。
被保険者の場合は被保険者の情報を、被扶養者の場合は被扶養者の情報を記入します。
・氏名
・生年月日
・性別
・高齢受給者証
→70歳以上75歳未満の方で後期高齢者医療の対象とならない方に交付されています。交付の有無、返納の有無を記入します。
・被保険者証を返納できない理由
→「退職したが本人と連絡が取れなくなった為。」「外出した際、保険証を保管していた財布を紛失した為。」等、返納できない詳細な理由を記入します。
③事業主欄


事業主の下記情報を記入します。
・事業所所在地
・事業所名称
・事業主氏名
・電話
④社会保険労務士記入欄


こちらは記入不要です。
社労士さんへ依頼した場合、取得届を作成する場合に社労士さんが記入する箇所です。
⑤受付日付印


こちらは記入不要です。
提出後に年金事務所側が受領印を押印されます。
押印
押印は不要です。
令和2年12月25日より廃止されました。
添付書類
不要です。
提出先
健康保険被保険者証の添付が必要となった届書(被保険者資格喪失届、被扶養者異動届等)と一緒に管轄の年金事務所、都道府県支部宛に提出します。 所在地は年金事務所のホームページに掲載があるので、そちらでご確認下さい。
★電子申請により提出する場合
スキャニングしたデータを電子添付します。
データ形式はJPEG(拡張子:jpg)またはPDF (拡張子:pdf)とし、ファイル名に「被保険者証回収不能届」や「被保険者証」「回収不能」等の単語を入れて添付します。



まとめ
健康保険被保険者証回収不能届について解説させて頂きましたが如何でしたでしょうか?
本来、保険証は取り扱いに十分注意し紛失してはいけないものですが、例外的にこういった事象が発生する場合があります。従業員には予め、保険証の取り扱いについて説明をしておくと良いでしょう。